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研究会マガジンNO.5(2005.09.15)

【今回のトピック】
●環境や廃棄物へのアプローチ


● 環境や廃棄物へのアプローチ

  昨今の事業者は、以前にも増して社会・環境に与えるリスクや負荷を削減していく自己努力が社会から求められるようになってきています。特に医療廃棄物については問題発生時の社会的インパクトの大きさを考えると、関わる全ての事業者がそれぞれの立場で、問題の発生を未然に防ぐなどのシステムを構築していくことが重要です。環境や廃棄物問題について前向きに取り組むことは、社会から広く信頼を得て、適正な事業者の発展につながることでもあります。
  今回は、環境・廃棄物に関して事業者がマネジメントシステムを構築し、社会にアピールできる材料の一つとして、環境マネジメントや環境ラベルといった制度を紹介します。大規模事業者だけでなく中小事業者も取り組める施策もあり、ご参考下さい。

【認証登録制度】
『ISO14001』 環境マネジメントシステムの国際規格。組織の事業活動により発生する環境への影響を、方針・目標を定め、環境へのマイナス影響を低減していくための活動を行う。(認証機関:日本適合性認定協会(JAB)から認定を受けた機関)
『エコステージ』 認証取得を主たる目的とせず、環境経営の支援を目的とする。組織の大小にかかわらず、すべての企業が継続的な環境保全活動を始められる環境経営評価・支援システム。(認証機関:有限責任中間法人エコステージ協会)
『グリーン経営認証制度』 ISO14031(国際規格)を参考にした「グリーン経営推進マニュアル」に基づいて一定のレベル以上の環境保全活動の取り組みを行っている事業者に対して審査の上、認証・登録を行う。(認証機関:交通エコモ財団)
『エコアクション21』 広範な中小企業、学校、公共機関が容易に取り組める、環境マネジメントシステム・環境パフォーマンス評価・環境報告を内容とした事業者のための認証・登録制度。(認証機関:財団法人地球環境戦略研究機関持続性センター)
『KES』
『IES』
『AES』
『KEMS』
『HI-KES』
『M-EMS』
中小企業にとって費用と経営面でより分かりやすく取り組みやすくなったISOに準じた地方特有の「環境マネジメントシステム」規格。(認証機関:京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム KES認証事業部、おおつ環境フォーラム、青森環境マネジメント・フォーラム、いわて環境マネジメント・フォーラム、日立グループ、みえ環境県民運動協議会M-EMS認証事業部、こうべ環境フォーラム)


【環境ラベル】
『エコマーク』 「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられるマーク。(財団法人日本環境協会エコマーク事務局)
『エコリーフ環境ラベル』 製品の環境情報を、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用いて定量的に表示し、インターネットなどを通じて公開。(社団法人産業環境管理協会 エコリーフ事業センター)


【医療廃棄物に関しての施策】
『ADPP』(医療廃棄物編) 処理の質を客観的に評価するための自主基準を作成し、処理業者がこの基準に対する自己評価を公開するもの。(社団法人全国産業廃棄物連合会)
『感染性廃棄物容器
評価事業』
感染性廃棄物、あるいは感染性廃棄物と同等の扱いが必要な廃棄物を収納し、その収納物とともに処理される容器について評価を行い、結果を評価書として交付し、医療関係機関等の排出事業者に対して容器選定の参考となる情報をHP上で提供するもの。(財団法人日本産業廃棄物処理振興センター)


【その他】
『GPNデータベース』 グリーン購入の取り組みを促進するための企業・行政・消費者の緩やかなネットワーク。(グリーン購入ネットワーク)
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